コロナのせいか疲れがとれない

コロナに感染したわけではないが、コロナ禍のストレスのせいか、なんか全然疲れがとれないでいる。

自分はもともと軽度なうつ病を患っていて、そのせいで生活リズムを整えるのが困難でいる。「うつ病というのはリズムの崩れる病気である」とTwitter上で誰かが言っていたのだが、本当によくわかる。この病気は、おそらくだが、自律神経に大きな影響を与えるのだ。だから、普段無意識でできているようなこと、例えば朝起きる、風呂に入る、歯磨きをする、みたいな生活のリズムの中で、できていたことが、ものすごく困難になる。

これはうつ病を患っていない人にはなかなか伝わりづらいのだが、例えるなら、夜歯磨きすることが、登山することのように大きく感じられるのだ。気合を入れれば、なんとかできる。月に一回登山しろと言われれば、その日に照準を合わせて気持ちを持っていくことができるだろう。でも、毎晩登山しろと言われると、「いや、それはちょっと」となるだろう。というか多分できない。うつ病の人にとっての歯磨きは、まさにそんな感じなのだ。リズムでできていたことが、脳機能の低下によりできなくなる。おそらく、脳の中に「リズム」を司どる部分があって、その部分の機能が低下しているのだ。

現在、週に3~4日間の休みがあって(厳密にはテレワークだが)、研究室にいくのもコロナ禍以前よりも短いのだが、疲労度合いは以前よりも増していて、あまり仕事ができずにいる。ボスが研究室にいないというのもあるが、大体昼前ぐらいにラボに着き、6時位には帰っている。全然、働けていない。それでも毎日しんどくて、だるいのだ。ストレスで、体が、酒もタバコも欲している。

自分のNIHの日本人の友人も似たようなことを言っていた。コロナに感染した訳ではないが、なんかだるいと。その友人は自分には元気そうで、そういう疲れとは無縁な人に見えるのだが、そんな彼でさえもこのストレスに苦しんでいるのだと知り、少し安心した。

こういう時に、「みんなだるいから、我慢しよう」と苦しみをディスカウントするのでなく、「みんながだるいからこそ、なんとか改善策を見出そう」というクリエイティブな方向で動きたい。

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