最後のDS-2019にキッスする(きしょい)

久しぶりのブログ更新である。8月にメンヘラちっくなブログを更新して以来、更新が停止していて、精神的に参ったのかとも思われていたかもしれないが(誰にやねん)、しんどいのは確かだが、結構遊んだりもしていて、別に病んでいたわけではない。週3回の更新はなかなか厳しそうだが、書きたいことがあれば、自分のペースで書いていこう。

今日は自分のアメリカ生活のための最後のDS-2019を受け取った。いわゆる滞在許可証である。一般的に有名なビザは渡航許可証であり、ビザが切れていても、滞在許可証が有効なら、アメリカにい続けることができる。

NIHではビル31の地下2階のDISというところで、DS-2019を受け取ることができる。なぜか毎回、この使いまわされたオレンジの封筒に入れられている。

正直、自分がこれ以上アメリカにいたいのかどうか、最近はよくわからない。コロナで日本に帰れなくて、アメリカにいるのが精神的にしんどいけど、かといって日本で研究者として働きたいわけではない。やりたくないことはたくさんあるけど、やりたいことはない。キルアみたいだ。

でも、このアメリカ生活が、自分の人生を間違いなく変えた。それもバチくそいい方向に。全てが新鮮で自分に優しく、それゆえにアメリカ生活の全てが愛おしい。

うつ病真っ最中に、命懸けで手にしたアメリカ行きの切符。もし、あの時アメリカに行くことができなかったら、自分の人生はどうなっていただろう。きっと、どんどん悪化していくうつ病の中で、アメリカ留学も諦めなければならず、叶わなかった夢に悶え苦しみながら、人生を、世界を恨みながら生きていたような気がする。

自分はその世界線から脱却することができたのだ。

自分はその愛おしい、アメリカ生活が詰まった、最後のDS-2019にキッスした(きしょい)。自分にとって、このDS-2019はそれくらい貴重な存在なんだ。

でも、本当はもう疲れてきてもいるんだ。愛おしいけど手放したくもあるアメリカ生活。アンビバレンスなアメリカ生活。

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