車検のない国アメリカでエンジンオイルを交換する

日本で車を所有したことがないので、車検というものがどういうものなのかわからないが、いろいろな人の話を聞くと、アメリカという国には車検制度がないらしく、車の整備は自分の判断で行わなくてはならない。最近の車は賢く、タイヤの空気圧の低下は自動車がメーターのところに表示してくれるが、エンジンオイルの交換はさすがに自分ではできない。

そんなわけで年に一度ほどNissanのディーラーに行きエンジンオイルの交換とタイヤのローテーションをしてもらっている。エンジンオイルの交換は5000マイルごとをお店の人から推奨されるが、多分もっと放っておいても大丈夫だと思う。他の店でどうかは知らないが、この店ではオイルチェンジを頼むと、無料で基本的な点検も行ってくれる。

下の写真がRockvilleにあるDARCARSというNissanのディーラーである。車販売店と整備店が併設されてある。オンラインや電話で予約が可能だが、おそらく予約しなくても飛び入りで入れる。店に入って予約の有無を確認されたことがないからだ。実際に自分が先週訪れた際は、オンラインで予約していたにもかかわらず、なぜか休みでとぼとぼ帰ってきた。今回は予約を入れずに向かい、すんなり入ることができた。矢印の部分に沿って侵入し、車を放置して店内に入ればそれでいい。

中に入ると適当に人が巡回していて、空いている人が担当してくれる。要件を伝えると、大体の待ち時間だけ伝えられ、あとは待合室で待つだけだ。待合室はコロナ予防で、みんなマスクをしていて病院の待合室みたいだった。

車は預けているし、近所には何もないので、ここで待つしかない。一応コーヒーは無料で飲むことができる。携帯をいじったり絵を描いたりしているとあっという間に時間が過ぎていく。大体1時間30分くらいだったと思う。

下が料金の内訳である。よくわからない内訳だが、おそらくオイルチェンジが50ドルでタイヤローテーションが20ドルくらいだ。オイルの値段そのものは23ドルくらいだが、工賃が含まれているのだろう。

そして、こちらが点検のまとめである。一番下のGeneral commentというのが部品の交換を勧めている部分である。全部点検で赤マークが付いているところだ。多いし、やけに全部高い。

ただこれらの項目に関しては一年半前に点検に出した時も赤マークが付いていた。果たしてどれほど緊急性があるかは謎なところだ。

CABIN FILTER 98ドルというのはエアコンのフィルターのことらしい。それほど優先順位は高くないように感じる。

COOLANT FLUSHはエンジン冷却水のことだ。交換に220ドルかかるらしい。なんとなくこちらは優先度が高そうである。

BRAKE FLUSHはブレーキ液のことで、175ドルかかるらしい。高いがこちらも優先度あいが高そうである。

DRAIN and REFILLというのは上のAutomatic transmission Fluidに該当するのだろう。ギアチェンジに関連するのだろうが、よくわからん。ただこちらも優先度あいが高そうだ。

Air filterはエンジンのフィルターのことでこちらも大切そうだ。こちらは58ドルでまあまあ控えめだ。

全部交換すると800ドル近くかかるのだ。どうしようかすごく悩む。どれが大切なのかわからないし、どれも大切に見える。ただ、アメリカにずっといるわけでもないし、どの道この車もいつか手放す。

まあ、でもなんか気持ち悪いし、近々交換しておくか。車検はなくても、車というのは、なんだかんだで維持費のかかる物なのだ。

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