アメリカの卵はめっちゃ黄色い。日米卵比。

アメリカに来て、アメリカの卵が尋常じゃないくらい黄色いことに驚いた。調べてみると、どうも餌の違いでそうなるらしく、味や品質には影響がないらしいが、それでも少し気味が悪い(黄身だけに)。

アメリカに来てから、現地の日本人に「生卵は食べないでください。こちらの卵は生食用には売られていません」と教えられた。しかし、生卵好きの自分は来てからソッコー生卵に飢えてしまい、なんとか生卵が食べれないかと模索していた。

卵でお腹を下すのは、卵の黄身そのものに問題があるわけでなく、卵の殻に付着した、サルモネラ菌が問題らしい。だから、卵の殻が消毒されてあればいいのだ。つまり、日本の卵は消毒済みで、アメリカの卵の多くが消毒されていないから、生卵が危険と言われているわけだ。中身が問題なわけではない。

ちなみにだが、自分のフィラデルフィアの友人は、もう10年近く前だが、普通にアメリカ産の生卵を食べていたそうだ。映画「ロッキー」でも生卵を飲むシーンがあったし、「ロッキー」の舞台はフィラデルフィアだから、なんとなくフィラデルフィアの生卵は安全なんじゃないかと思う(もちろんそんなことはないと思う)。

たまごの名シーン【映画編】実は超キケンだった!?ロッキーの卵飲み!

しかし!メリーランドにあるパーフェクトな日本食料品店、Maruichiには生食OKな卵が売られているのだ!しかも2種類も!

一つはこちらの白いタイプである。こちらの卵は典型的なアメリカの卵で殻が白く、中身もめっちゃ黄色い。しかし、殻は殺菌されているらしく、マルイチの店員さんに「生で食べても大丈夫ですか?」と尋ねると「大丈夫ですよ!」と答えてくれた。以後、幾度となく生で食べているが、全く問題ない(もしかすると自分の腹が強いだけなのかもしれないが)。ISE FARMと書いてあるが、おそらく日本人の伊勢さんのことであろう。ISE FARMのHPにその歴史が書いてある

6個で2.3ドル。グレードが高い分少し高いかもしれない。アメリカの卵は物によっては尋常じゃないくらい安い。

調べてみると、アメリカで生卵を食べようと試行錯誤している記事はめちゃくちゃ多い。いかに日本人が卵かけご飯が好きなのかがわかるし、食べ物に対する執着は恐ろしい。

No.305 アメリカで生食できる卵って?(Edible raw eggs in America)

アメリカの卵。こちらの記事ではISE FARMの卵を生で食べることが書いてある。2005年の記事だ。驚きである。もう15年以上も前から、日本人のアメリカでの生卵奮闘記は始まっているのだ。

もう一つの卵は「地鶏の卵」である。こちらもマルイチで購入が可能だ。こちらの卵はご覧の通り、殻が茶色で黄身も日本の卵みたいにオレンジっぽい。

1個1ドルと値は張るが、個人的にはこちらの方が好きでよく買う。これでしょっちゅう生卵納豆かけご飯を食している。アメリカでも精神的にも肉体的にも健康的に過ごせているのは、これらの生卵のおかげかもしれない。

12個入りで12ドル。1個1ドルだ。さすがに高いが、独身だし卵好きなので気にせずにバンバン買っている。肉よりは安いと思う。
左がISE卵で、右が地鶏卵
左がISE卵で、右が地鶏卵。少しわかりにくいが、左の方がより黄色いだろう。アメリカで最初に卵を割ると本当に「黄色!」と驚く。
だし巻き。卵やき用のフライパンもマルイチで売っている。

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