【本の感想】ブログ初心者は「ブログ飯」を読もう。

普段は読書メーターでしか本の感想を書いていないのですが、染谷 昌利さんの「ブログ飯」がすごく良かったので、別個で感想を書こうと思います。

自分の読書メーター

本の感想って著作権的に結構難しいなと思うのですが、内容の一部に対して感想を書くのならいいのかなと思って書いています。ちょっとググってみたら、こんなにわかりやすくまとめてくれているサイトがありました。

noteに書評を書いて、著作権的に大丈夫なのか?

多分、自分がこれから書くものもこの範疇に入ってくるので大丈夫でしょう。

全ブロガーに勇気を与えてくれる本

Twitterとかで時折「稼げないブログなんて今すぐやめてしまえ!」みたいに過激なことを言う人がたまにいるのですが、染谷さんはそんな考えではなく、収益になるならないに関係なく「自己表現」としてのブログをちゃんと認めてくれています。自分もそうですが、過去につらいことがあったりして、その末にたどり着いた表現の場がブログだったりするので、そういう個人の背景を無視して過激なことを言う人が自分は好きではありません。自分もブログによる収益がなかったとしても、ブログを継続していくつもりであります。

とは言うものの、「もし、ついでにお金が稼げるのなら稼ぎたい」や「組織に所属してストレスを感じたくない!フリーランスで稼ぎたい!」と言う気持ちもゼロではないので(笑)、具体的に染谷さんがブログで家計を支えるまでに至った経緯を事細かに書いてくれているこの本はありがたかったです。で、その感想は「相当ブログに力を注がない限り、厳しいな。少なくとも仕事片手にブログをやる感じだと、よほどの天才か体力お化けか幸運に恵まれない限り無理だな」と言う印象でした。

本のアフィリエイトなら自分でもできるかも

ただ、「本のアフィリエイトなら自分でもできるかもしれない」とも思いました。まだアフィリエイトに登録していないし、その方法も知らないのですが、こんな感じで本の感想を書いてアフィリエイトリンクを貼れば低確率で本を買ってくれる人がいるかもしれません。もちろん、それだけで食べていけるほどは稼げないので、今の仕事はやめられませんが(泣)、自己実現にはなるような気がします。最近気付いたのですが、自分はどこかで本当の自分をさらけ出さないと生きていけないのです。

そもそも、アフィリエイトとGoogle AdSenseの違いすらこの本を読むまで、わかっていませんでした。「ホームページの横についている広告がアフィリエイトで、あれがクリックされると収入が入るんだろ?」と思っていたのですが、どうもそれは誤りで、ランダムに自分に適した広告が表示されるやつはGoogle AdSenseと言うらしいです。それに対してアフィリエイトは広告をブログに貼るのは同じなのですが、それは特定の商品の広告で、実際に自分が買ったり、使ったことのある商品をブログで紹介して、それを読んだ人が実際にその商品を買って初めて収益になるそうです。

購買意欲はそんなに高くなく、物持ちもすごくいいのですが、本だけはよく買うし人に勧めたいものも多いので自分でも本のアフィリエイトならできるかな、と思うのです。

続けることの難しさ大切さ

「ブログを継続することは難しい」と言うことは、いろいろな記事を読んで知っていましたし、自分でブログを初めてみても感じました。

自分はまだブログに広告をつけていないのですが、それでもアクセス数というのは毎日気になってついついチェックしちゃうのですよね。そして、まあPVが伸びない。自分の研究者としての、そしてうつ病経験者としての人生はそれなりに希少なものだと思っているので、「収益にならないにしても沢山の人に記事を読んでほしいな」と思って気合を入れて書いているのですが、まあ誰も見てくれない。現在ブログを始めて100日くらいで約1000PVで1日当たり約10PVなのですが、実際は自分で見たのが2~3割入っていると思うので、もっと少ないです。仕事終わりの疲れている状況で5000字とか書いても、それくらいしか見てもらえないと、流石にちょっとしんどいかなと思います。「収益にならない」ことよりも「誰も見てくれない」ことがブログを続けることの難しさだと思います。実際、約1年で半分以上はブログをやめるらしいです。自分も過去にアメブロとFC2ブログを1,2ヶ月でやめたのでこれはよくわかります。

でも染谷さんは結果が出るまで6年以上ブログを書き続けたそうです。染谷さんは本当に書くのが好きな方のようで、おそらく未だに結果が出ていなかったとしてもブログは継続しているんじゃないかと思います。

そしてこの言葉が一番印象に残ったのですが、”普通のことを、普通じゃないくらい続ければ、それは異常です”とのことです。この言葉ほど継続することに対し勇気を与えてくれる言葉はないと思います。そして、”失敗し続けることの方が難しい。挑戦し続けていれば、いつか成功してしまう”とも書かれていました。自分もこの言葉を胸になんとか数年間、というか一生ブログを継続していくことができたらなと思います。

今後のブログの方針

WordPressを始めるときに読んだ、はじめてのブログをワードプレスで作るための本[第2版](気づいたら、これも染谷さんが著者として並んでいた。恐ろしい)、で「最初のうちはとにかく記事数を稼ぐこと」とあったので、とりあえず50記事を目標にやっていましたが、もうすぐそれに届きそうです。

自分がブログを始めたのは、今までの経験を誰かに伝えたいと言うこともありますが、それ以上に「ブログを通じて自己表現できる自分であれば、今後日本に帰国してまた研究室でつらい目にあったとしても、そのつらさをブログで面白おかしく表現する力があれば、今度はうつ病にならずに済むんじゃないか」と言う思いがあったからです。それほどまでに、自分が昔の研究室で体験したことでは、自分にとって恐怖でストレスでトラウマ的なことなのです。このブログは日本に帰国する前に、自分の存在のコピーを作って、過酷な環境でも自分が潰れてしまわないようにするために書いているとも言えるでしょう。

その意味で、まだ自分にはそれらを表現する術が備わっていないなと感じます。50記事を達成した後は、もっと表現力を高めるために、新たな技能を身に付けたいと考えています。

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